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2008年09月04日 14:43
アンビィーでも応援させていただいている栗城君が、明後日に出発します。
今回の登山は、日本人初のエベレスト無酸素。単独登頂の準備として登るものです。
皆さん、彼が無事に登頂できるように、テルテルボーズ作ってお天気を祈ってください。
以下、栗城君のブログから転載
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今日はかなり重要なことを発表させて頂きます。
この数か月、エベレスト(チョモランマ)に向けて調整しておりましたが、チベット問題やオリンピックの影響で中国側からの登山許可が取れない状況が続いていました。
6月には、許可が下りるという情報も得ていましたが、ネパールとチベットの国境沿いのザンムーという街で動乱があり、再び、チベットにすら入れない状況となり、その後、許可がおりないのです。
これは僕のエベレスト無酸素単独登山にかなりの影響があります。
山で一番危険なのが、執着です。
一度でなにがなんでも登ろうとすると引き返せないことになりかねません。
エベレストを登るためには、エベレストを知り、8000mで耐えられる高所用の肉体を作るしかありません。
そこで考えたのが、今年の秋にエベレストに登り、限界値で無理をしないで下山し、来年の春に本番を持っていきたかったのですが、それができなくなりました。
冒険には、地の利、人の和、天の時の三つ要素が揃って初めて「登頂」することができます。今は、天の時が「行くな」と言っているのかも知れません。
それでも来年の春に登るためには、今年の秋にどのような登山をするかで決まってきます。
8000m用の肉体を作るためにいくつかの遠征計画を立てました。
1、6000m峰の山を3つ登り、登攀力を向上させる。
2、7000m峰のプモリ(エベレスト横)を登り、高所順応をすませる。
3、8163mのマナスルに登り、高所順応ではなく、「自分への挑戦」を再び行う。
しかし、リスクも高い。
山岳関係の方々にも相談し、そして自分らしい登山とは何かを考えた上で決断したのが、3の8163mマナスルに向かうことにしました。
マナスルは、日本が初めて登頂した歴史ある山です。クレバスや雪崩も多く、登頂率が低い山です。
昨年登ったチョ・オユーよりも標高が少し低いですが、登山のレベルはマナスルの方が圧倒的に上です。
エベレストは来年の春だから今は無理しなくてもいいのではないかと思うかもしれませんが、自分がワクワクするのはどちらかというと結局はマナスルでした。
他の山の知識が低いというものありますが・・
マナスルも自分に「壁」を置いてそれを越えようと思っています。
ノーマルルートのキャンプ3から北東稜にトラバースし、そこから頂上に向かいます。その後、山頂から北面の斜面をスキーで滑走します。
正直、想像するだけで、いい意味でも悪い意味でも鳥肌が立ちます。
なぜ、マナスルが計画に上がったというとネパールのエージェントが「クリキサン、エベレストダメデスネ、ソシタラ、マナスル二カエテクダサイ、マナスルヤスイデスヨ、ヤスイヨ、ヤスイヨ」の一言でした。
「安い」に弱いのです。
入山許可もとれそうなので、本日、正式に取ります。
マナスルを単独無酸素で登り、そして、来年の春に念願のエベレストに行きます。
マナスルの神様に会えるのを楽しみしております。
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